金子稚子の「とんぼとかめ」日記

『ACP(アドバンス・ケア・プランニング)』『人生会議』を中心に、死や死別について考えることを記しています。

言論封殺も、患者支持も、結局は「区別」かも?

人生会議ポスターの一件は、世の中的には落ち着いてきたのでしょうか。しかし、この分野にどっぷり浸かっている身としては、なるほどなるほどと、またさまざまなことが見えてきて、大変勉強になっています。 金曜日から土曜日と、患者団体や遺族からの声がさ…

今日11月30日は「人生会議の日」です!

奇しくも今日は、富山県の某市に出かけていました。「人生会議」=ACP(アドバンス・ケア・プランニング)が盛り込まれた【人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン】がそもそも作られる契機になった、富山県射水市の近くです。…

「人生会議」は、死に方の話し合いではない

なかなかACPについて書き進められない日々を送っていますが、また、この分野が注目されることはなかなか難しいな、などとも思っていたのですが、こんなことがありました。 11月30日の「人生会議の日」に合わせたのでしょう。厚生労働省が今月25日に「人生会…

「自分で決めろ」の冷たさと苦しさ

本来なら「自ら命を断つことの意味について1」の続きを書くところですが、このたびの台風報道で、ACPに関連してちょっと思うことがあったので、先にこちらを書くことにします。 はじめに……。 台風19号で被害に遭われた方、そのご関係者のみなさまに、心より…

自ら命を断つことの意味について 1

亡夫の7回目の命日が過ぎました。 夫が亡くなってから1年は、廃人のような状態でとても人前に出られませんでしたが、1年と少し経った後、ちょっとずつ人前でお話させていただくようになりました。 その頃から変わっていないスタンスは、死について、飾らず、…

『人生会議』は、誰が行うもの?

『人生会議』とは、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)のことです。 これだけを読んで、ああ、なるほどね!と言える人はそんなにいないかと(汗)。 そして、この人生会議について説明するのは、今回のこの記事だけでは無理です。 というか、このブログ…

「終末期」が「人生の最終段階」に変わった意味

2018年3月、厚生労働省により、あるガイドラインが約10年ぶりに改定されました。 その名も「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」。 ちなみに、厚生労働省のサイトでもこのようにいろいろ公表されていますので、関心のある…

ブログ名の「とんぼとかめ」について

「はじめに」と書いておきながら、まだ書いていないことがありました ブログ名のことです。 「とんぼとかめ」と名付けた理由についても、書き記しておきたいと思います。 とんぼとかめのフェティッシュ この写真は、亡夫の仏壇に一緒に飾っているフェティッ…

はじめに:私が「死」をテーマに仕事することを決めた理由

ある年齢以上になったら、自分の周囲に死んだ人なんかいない、などという人はほとんどいないでしょう。 祖父母、両親、兄弟姉妹、親戚、配偶者、友人、知人、仕事関係者……。 人間関係の深さに差はあれど、自分と関わりのあった人が死んでしまったという出来…